日本語の品詞体系を調べた結果、いくつかの体系があることが分かりました。国文法、学校で教わる文法(学校文法)、辞書で使われる文法(辞書文法)、日本語教育で使われる文法(日本語教育文法)に大別されるようです。
国文法はさらに四大文法と呼ばれる山田文法、松本文法、橋本文法、時枝文法、あるいは四大文法以外に分類されます。学校文法は文科省の学習指導要領および解説に基づき、教科書毎に異なるようです。辞書で使われる文法も辞書毎に異なります。日本語教育文法も教育者や会社により異なるようです。
以上の素人解釈を図示したものが以下です。
日本語の品詞体系 国文法 四大文法 山田文法 松本文法 橋本文法 時枝文法 非四大文法 …… 学校文法 文科省学習指導要領 教科書A 教科書B …… 辞書文法 辞書A 辞書B …… 日本語教育文法 教育者/社A 教育者/社B ……
ほとんどの日本人が義務教育で学校文法を習うので、日本語の文章では基本的に学校文法を日本語文法とみなして良さそうです。厳密には学校文法間に教科書依存の揺れがありそうですが、教科書を指定してもほとんどの人は情報源を参照しないので、ある程度の揺れは誤差として突き進む方が現実的だと感じます。
参考