徒然メモ

日々のぼんやりした考えをそのまま書き綴ります。

和製英語「プロパー社員」への違和感

新卒採用と中途採用の社員を「プロパー社員」と「中途社員」と呼び分ける記事を見かけました。調べてみると「プロパー社員」は新卒採用された社員を指す和製英語だそうです。「proper」という言葉には「正しい」「本来の」という意味があるので、対比で使う文章としては不適切だと感じました。

確かに「和製英語に原義は関係ないから」と言えばその通りですが、謙遜や悪意等の様々な意図でダブルミーニングに使えてしまいます。それは「プロパー社員」との対比で暗黙に使われる「非プロパー社員」でも同様です。

斜に構えた見方をすれば「プロパー社員」は商売用の言葉とも考えられます。この言葉を使う人達の一部、例えば日本市場におけるコンサルタントや人材会社にとって「プロパー社員」はお客様の大多数であり、場合によっては上司や同僚です。それを使う人達が得る損得と「非プロパー社員」の方々の受ける損得が釣り合うなら、和製英語「プロパー社員」は生き残れば良いと思います。