肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症、肺Nontuberculous mycobacteria症)という言葉を調べて、非定型抗酸菌から非結核性抗酸菌と非定型肺炎を知りました。以下、調べた内容のメモです。
非結核性抗酸菌
結核菌M. tuberculosisとらい菌M. lepraeを除くマイコバクテリウム属菌を非結核抗酸菌(Nontuberculousis mycobacteria、NTM、NTM bacteria)と呼びます。以前は非定型抗酸菌と呼ばれていましたが、分子生物学の発展により典型的な抗酸菌が入れ替わり、名称も変更されたそうです(要出典)。
- https://www.lung.org/lung-health-diseases/lung-disease-lookup/nontuberculous-mycobacteria/learn-about-nontuberculosis-mycobacteria
- https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2414-related-articles/related-articles-454/7735-454r10.html
- https://meshb.nlm.nih.gov/record/ui?name=Nontuberculous+Mycobacteria
肺非結核性抗酸菌症
上述のNTMを原因とする肺炎です。結核と異なり基本的にヒト―ヒト感染は起きないとされています。
非定型肺炎
藤田氏の記事(2017、日本内科学会雑誌)によると非定型肺炎は定型肺炎と対比される肺炎です。時代により定義が異なるようですが、現在は定型肺炎は肺炎双球菌、非定型肺炎はマイコプラズマ、クラミドフィラ、レジオネラを原因とした肺炎です。